健康診断で行われる胸部エックス線検査。アクセサリー類を外したり、下着を外すように言われます。また、着用する服装についても、検査機関から事前に指定されることが多いですよね。実際にどんな服装で臨むのが良いとされているのでしょうか。
健康診断には無地の服装を選ぼう
ボタンやラメ、ビーズなどがついているものだと金属として反応してしまうものはもちろんNGですが、プリントや刺繍・ワンポイントなどがある場合でも、うっすらと模様が出てしまい、鮮明にX線写真を撮ることができません。無難な無地の服を着用するのがおすすめです。
ユニクロのヒートテックは大丈夫?
「無地のTシャツなんて持ってない!」という方も中にはいらっしゃいますよね。では「ユニクロのヒートテック」はどうでしょうか。1着は持っている方が多いと思います。「ヒートテックって薄いのに暖かくて特殊な素材で作られていそうだし、大丈夫なの?」と疑問に思うかもしれませんが、ヒートテックには金属が使われていませんので、問題なく着用できます。実際に私もヒートテックで検査できました。1枚では薄すぎると感じる場合は、無地であれば2~3枚重ねて着ても大丈夫のようです。また、ヒートテックは半袖、七分袖、長袖など丈の種類がいろいろありますが、どの丈のものでも問題ありません。
ちなみに同じ下着でも、キャミソールには注意が必要です。ストラップ部分のひもの長さを調節できるタイプのキャミソールの場合は、金具の部分が金属またはプラスチックでできていてX線に映ってしまうため、着用はできません。ユニクロのヒートテックシリーズのキャミソールであれば金具は付いていないタイプですのでOKです。
色は何色がいいの?ダメな色はある?
色は何色を着用しても問題ありません。白でも黒でも可能です。女性の場合は、ブラジャーなど金属のついた下着は外すよう言われる場合がほとんどなので、透けにくい濃い色の服にしておくと安心ですね。ヒートテックであれば、黒・紺・茶色・濃いグレー・あずき色など種類も豊富です。
レントゲン撮影でNGな服装・小物は?
レントゲン撮影の際に避けるべき服装・小物は以下です。
・ネックレス、指輪、腕時計
・金属ボタン・磁気バンド
・胸ポケット、ボタンダウンのボタン
・ブラジャー(金属、プラスチックが付いているもの)
・キャミソール(金属、プラスチックが付いているもの)
これらの下着類や装飾品は必ず外してから検査を受けましょう。ちなみにワイヤレスブラやブラトップも避けたほうが良いといわれています。
クリニックであれば、着替えをロッカーに預けられるところがほとんどですが、学校など集団で行う際には、盗難防止のため貴金属類は最初から付けていかないほうが良いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか。ユニクロのヒートテックは胸部X線検査には問題なく使用することができます。女性は黒色など濃い色を選ぶことをおすすめします。寒い時期でも暖かいのでうれしいですね。また、金属などX線検査に反応してしまうものをつけたまま受診してしまうと、検査結果に影が映ってしまい、撮り直しになったり、正しい結果を出せない原因になることがあります。必ず、検査機関に指定された正しい服装で行いましょう。他にも服装や装飾品について気になることがあれば、事前に検査機関に確認することをおすすめします。
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