毎日家族のご飯を作るのは大変…と感じている方、多いと思います。私自身も、料理自体が嫌いなわけではないのですが、「家族が満足するくらいの品数を作るのが大変だな~」…としばしば感じていました。コンロは2口しかないし、鍋やフライパンの数も限られているし、使うたびに洗うのもめんどくさい!結婚してからは料理したい気持ちと、品数・献立を考えるストレスの間に挟まれていました。そんな時に出会ったのが「ポリ袋調理法」です。名前の通り、ポリ袋を使って調理をするのですが、この調理法が「とても優秀だ」と働く女性や、忙しい主婦の方に大人気!一気にメディアでも取り上げられるようになりました。
実際にポリ袋調理を継続してわかったメリットデメリットを詳しく紹介したいと思います。また、ポリ袋にはいろいろな種類があり、調理に向いているもの・向いていないもの、安全でないものなどがあるそうです。注意点も合わせてまとめてみました。
ポリ袋調理法とは?
ポリ袋調理の流れを紹介します。
①ポリ袋に材料を入れます。
入れる順番などは特に決まっていません。具材は食べやすいサイズに、卵はそのまま、調味料も一緒に入れてOKです。
②空気を入れて口をひねり、よく振る。
振ったり揉んだりしながら、具材と調味料をなじませます。片栗粉などが入る場合は、ダマになりやすいので、よくなじませましょう。
③水を張った鍋に袋を入れて、空気を抜き、口をひねって縛る。
水を張った鍋に入れることによって、下の方から簡単に真空状態を作ることができます。
上の方の具材が入っていない部分は袋をひねって縛ります。ひねる部分を長くとっておくことがポイントです。温めて具材が膨張しても、余裕が出て破裂するのを防ぐことができます。
④鍋の底にお皿を置いておき、お湯を沸騰させる。
ポリ袋の破損を防ぐため、そこにお皿を置いておきましょう。お湯が沸騰したら、弱火にして沸点をキープしておきます。
⑤ポリ袋を平らにならして鍋に入れる。
熱が均一に伝わるよう、平らにしておくとよいです。そのまま15分~20分入れておきます。ふたをすると吹きこぼれる場合があるので、開けたままでOKです。
⑥お皿に出せば出来上がり~♪
ポリ袋レシピに適しているポリ袋とは?安全性について
・ポリエチレンでできている半透明の袋を使用すること。
耐熱温度が表示されていない製品でも「半透明」のポリ袋であればOKです。半透明のものは「高密度ポリエチレン」というものでできているので130℃くらいまでは耐えることができます。スーパーのレジの隣のスペースにおいてある、お肉やお豆腐を買った際に入れる袋です(^^)逆に透明で柔らかい素材のポリ袋は「低密度ポリエチレン」でできているので、熱で溶けだす可能性があり危険ですので、絶対にNGです!
・「食品用」や「キッチン用」と表示のあるものを使用しましょう。
表示はメーカーによっても違いますが、「食品用」「冷凍保存用」「キッチン用」など、食品を扱うことが前提の袋を使用してください。
・ポリ袋の大きさは25㎝×35㎝くらいがおすすめ!
大きさの目安としては、スーパーにロールで置いてあるものと同じくらいです。調理をするものに応じて、大小は調整してもよいでしょう。あまり小さすぎる袋にパンパンになるくらい中身を入れると破裂する場合があるので気を付けましょう。
実際に調理法を試してみて、感じたメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
・一気に同時調理ができる!
ひとつの鍋にお湯を沸かして、ポリ袋を入れるだけなので超簡単!鍋に入る分だけ、数種類のポリ袋を入れられるので、同時調理が可能です。
・油を使わないからヘルシー♪♪
フライパンに油を敷いて焼く・炒める、という作業がなくなるので、油は不要です。あっさりヘルシーに仕上がります。
・調味料も少なくて済むからヘルシーで経済的♪♪
通常の調理方法だと加熱中に水分や風味がとんでしまったりしている分が少なからず存在しています。一方で、ポリ袋調理法は調味料を一緒に入れて味をなじませて圧縮状態にして火を通すため、調味料の量がなんと約半分で済みます。
・洗い物が減る!食器洗いもグンと楽に!
洗い物は、加熱に使った鍋と、配膳用の食器のみに減りました!そもそも調理器具は鍋しか使っていませんし、使い終わったお湯を流すだけ。食器類も、油を使っていないのでべたつきもほとんどなく、スポンジの泡持ちも良かったです。夫婦そろって洗い物が嫌いな私たちにとっては、感動そのものでした!
・作り置きしておいて、冷凍保存が可能なレシピも!
中には冷凍保存可能なレシピもありました。時間があるときにまとめて作っておくと、忙しい日にササッと作れるのでさらに時短ですね!正直、茹でてお皿に出すだけなので、料理ができない旦那様や中学生以上のお子様でも自分で食事の用意ができちゃうと思います。
・袋の中で混ぜるので、手が汚れにくい。
お肉に粉をまぶしたり、下味をつけるために揉み込んだりするのもすべて袋の中で完結しますのでほとんど手が汚れません。ベタベタヌルヌルが手に残ることもほとんどないので節水にもなったと思います。
デメリット
・鍋を毎回沸かさなければならない。
調理した品数分の袋が入る大きめの鍋にお湯を沸かさなければならないので、毎回待ち時間+ガス代(弱火とは言え…)が気になっていました。
・約15分以上の低温調理で、時間がかかる。
お湯が温まってから更に15分程度加熱するので、さらに待ち時間+ガス代(弱火とは言え)が気になっていました…。結局キッチン周りが高熱になって、夏場はストレスでした。帰宅してから、肉や野菜炒めなどをチャッチャと料理してサッサと食べたい!という方にはおすすめできないかもしれません。
・ポリ袋をたくさん使う。
ポリ袋は1品で1枚使うので、結構なくなります。ゴミも増えます。
・レシピが限られる。
ポリ袋レシピは検索するといろいろと出てくるものの、やはり「茹でる」ことがメインなので、メニューによってはポリ袋調理が向いていないこともあります。
口コミは?
実際に調理された方を紹介します~
まとめ
以上の事から、ポリ袋調理が向いている方、向いていない方をまとめてみました。
ポリ袋調理が向いている人⇒
家族が多い。
品数をたくさん作りたいけど時間や手間を掛けたくない。
健康に気を遣っている。
ポリ袋調理が向いていない人⇒
いろいろな調理方法で料理を楽しみたい。
帰宅後すぐにご飯を食べたい。
いかがでしょうか?ポリ袋調理は仕事で忙しい女性の方や育ちざかりのお子様がいらっしゃる家庭、スボラな方全般(笑)にオススメできる調理法です(^^)ぜひ取り入れてみてくださいね☆
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