妊娠中期から後期になると、妊婦健診で「逆子です」と診断されることがあります。逆子の場合は帝王切開の手術が必要になったり、入院期間が自然分娩より長引いたり、赤ちゃんは大丈夫かな?と心配になるママさんもいると思います。今回は「逆子が治った!」という方の実体験をもとに、どんな方法が効いたか?いつごろ治ったか?どんな感覚があったか?などを紹介したいと思います。
自分らしいスタイルに寄り添う マザーズアイテム【MATO by MARLMARL】
逆子について
逆子とは
妊娠中期までは、おなかの中の赤ちゃんは羊水にプカプカ浮いていて、コロコロと向きを変えて生活していますが、妊娠の後期になると、ある程度落ち着いて頭や体向きが決まってきます。正常な場合は赤ちゃんは頭を下にして落ち着くことがほとんどですが、中には「逆子」と言って‟頭が上にある状態”に落ち着いてしまい、ほとんどの場合帝王切開の手術が必要となります。中期までは逆子の割合は20~30%ほどですが、分娩時までにはほとんどが頭が下になるそうです。
逆子は治るのか?どうやって治す?
逆子は治る可能性があります。必ず治せるというわけではありませんが、実際に「治った」という方も多くいらっしゃいます。治すために行う方法は、逆子体操や語りかけなど人それぞれですが、あくまでも母体が最優先。無理のない範囲で行うことが大切です。
自然と治る場合も
病院の先生曰く、「最初は逆子でも、案外出産が近づくにつれて赤ちゃんの自然と頭が下になる」そうです。ストイックに逆子体操を行ったりすると、逆におなかを圧迫してしまい、おなかが張る原因となって切迫早産になるリスクもあります。体操はお母さんの負担にならない範囲で行い、語りかけや半身浴などリラックスできる方法も試してみましょう。
「逆子」と診断されるタイミング
大体30週を過ぎたころから、検診で逆子になっているとお医者さんから指摘されることが多いようです。30~32週くらいにかけてはまだまだ赤ちゃんの大きさや羊水にも余裕があるので、逆子が治る可能性も高いのだとか。32週以降になると赤ちゃんが大きくなって動ける範囲が小さくなって動きにくくなってきます。特に羊水が少なめの方はさらに動きにくくなるそうです。
逆子から頭位への変化
私の場合も最初「逆子」といわれましたが、最終的には正常な体勢(頭位)に戻ってくれました。診断や実施・感じたことの経過を以下にまとめてみました。
●30週2日
逆子と診断。逆子体操を毎日寝る前に行う。
●32週2日 逆子治っておらず。
大きさもちょっと大きめ。羊水の量も少なめで、医者からはこのままだと帝王切開、と話あり。結構ズバズバという女医さんだったので、ショックが大きかったです。逆子体操は引き続き行う。32週6日目くらいに胎動(蹴る)の位置が変わったように感じる。おなかが大きくなってきて体操がつらくなったため、以降中止。
●34週3日
検診にて、逆子が治っていました。
逆子が治ったとはどうやってわかる?
胎動(赤ちゃんの蹴り)の位置が変わるといわれています。逆子の場合は頭が上で足が下ですから、お母さんは膀胱を蹴られるような感覚があります。頭位になるとそれが逆になるので、おなかの上のほうを蹴られるようになります。私は膀胱を蹴られているのがかなりつらかったので、それがなくなって「あれ?もしかして治ったかも?」と思って、検診で確認したら治っていました。
逆子が治ったかも?続けるべき?
逆子が治ったと感じたらもしくは診断されたら、逆子体操は続ける必要はありません。わざわざつらい体勢をとるのはやめましょう。また、もしかすると再度回転してしまう可能性もあります。自然な体勢でいるのが一番よいでしょう。
いろいろな人の体験談まとめ
Aさん「35週まで逆子、36週で手術前日に頭位に」
私はひとりめの時28週で逆子になり、36週で治って経腟分娩でした。
そして今回も中期からずっと逆子で35週の今現在まだ逆子です(^_^;)
やっていることは半身浴をして体を温めることと逆子体操くらいです。
ずっと逆子で帝王切開の予定でしたが、36週の術日前日に入院したところ頭位に戻っていて、そのまま退院になりました!
Bさん「骨盤矯正とベルトで改善」
予定日2日前に普通分娩で出産しました。私は逆子体操はせず、骨盤の歪みをなおすような体操とトコちゃんベルトを使っていました。姉はお灸とヨガがよかったよ、と教えてくれました。やっぱり話しかけも大切だよーと助産師さんに教えてもらいましたよ(*^^*)
Cさん「33週に治りました!お灸に頼ってもいいかも」
わたしも29週で逆子になりました。最初は体操と声をかけるだけだったんですけど、31週からお灸と鍼に6回通って33週に治りました!
お灸をすると赤ちゃんがすごく動いているのが分かったのだ、効果が出てるんだなーって思います(*^o^*)最後の手段としてお灸、鍼に頼ってもいいと思います♪
Dさん「32週で逆子、次の検診にはなおっていました」
私も32週くらいで逆子になりましたが、逆子体操を何日かしたのと、よくお風呂であったまったら次の検診のときにはなおっていましたよ!
Eさん「臨月に入ってから治りました。」
私は1人目も2人目も30週を前に逆子になりました。1人目は臨月に入ってから治りました。2人目は治らず帝王切開でした。逆子体操や、病院で指定された方を下にして寝るなどしました。両方やったことは同じですが、運もあるのですかね(⌒-⌒; )?
皆さんいろいろな経験を経て、逆子が治っているようです。「臨月に入ってから治った!」「出産予定の直前で治った!」という方も結構いらっしゃるようですね。逆子体操だけでなく、お灸や鍼治療などを行ったり、お風呂でゆっくりとして体を温めることもポイントのようです。
まとめ
逆子と診断されることは、衝撃を受ける方もいるかもしれません。赤ちゃんは自分の快適な体勢でいたいんだな~、と思うようにしていました。おかあさんは少しでも頭を下にするようにお手伝いすることはできても、おなかの中を触って動かすことはできません。あとは赤ちゃん本人に任せて、あまり気にせずリラックスして過ごしましょう。
コメント